夏休み!【低学年はサポート必須】小学生の読書感想文の書き方
夏休みですね。
みなさんはこどもの宿題のサポートはどのくらいされていますか?
ドリル、自由研究、読書感想文、子供たちにとってはそれぞれ苦手なものがあるかと思います。
今回、読書感想文のことをお話ししようと思うのですが
私自身、小学生時代の読書感想文といったら嫌な思い出しかありません。
本を読むのが嫌いだったわけではなかったのですが、
あれだけの枚数の原稿用紙にひたすら文字を埋める努力をしたという記憶だけが残っています。
文章の構成を深く考えて完成させるなんてことができなくて
まったく楽しくはなかったですね。
うちの長男も読書感想文が大の苦手でした。
2年生までは簡単な本の一冊もまともに読めない子供だったのです。
そんな彼は5年生の夏休みを迎える今、毎晩の読書タイムは少なくとも30分。
読書感想文もスラスラです。
今回は彼が2年生の時に初めて読書感想文に取り組んだ時のことをまとめたいと思います。
【2年生の夏休みに選んだ本】 くまの子ウーフ
1 本は自分で選ばせる
初めての読書感想文。
読書の習慣がなかった息子には、本を選ぶところから苦戦しました。
なぞなぞやまちがい探しの本しか手にしたことのない彼が、
一体どの程度の本が読めるのか。
見当もついてない状態で夏休みに突入してしまったのです。
とりあえず、学校の図書だよりに載っていた本をチョイス。
いくつかあった中から長男が選んだ理由は
こんな感じです。
完全にジャケ買いですが選べるなら全然ありだと思います。
自分で選んだ本は、親が与えるよりも読むことに絶大なモチベーションを与えてくれますから。
2 何日かに分けて時間をかけて本を一冊読む
まともに本を一冊読んだことがありませんでした。
読み始めるときはワクワクした顔をしていた彼ですが、
15分も経つと集中力がぶっ飛んでいます。
休憩をはさんでまた15分読み、その日はひとまず終了。
3日間かけて頑張って読みました。
3 感想文を書く範囲を決める
やっとの思いで1冊読み終えたものの、全体の内容はなんとか理解しているといった様子。
1冊まるごとのストーリーに対しての感想文は彼にはハードルが高すぎると感じました。
そこで、感想文を書く範囲を狭くする方法を考えました。
今回選んだ「こぐまのウーフ」は9つの章からできています。
思い返して、本をもう一度読みます。
今度はぱらぱらと見返す程度にして一つのお話を選び
その章をもう一度読んで、感想文を書く準備に入ります。
4 決めた章を再度読み、思ったことをふせんに書く(要ヒアリング)
さて、もう一度読みます。
決めた章に関しては3回目です。
最初は、そのまま感想文をひとりで書かせてみたのですが
ほぼあらすじを書いておわる んですね。
特に低学年あるあるです。
そこで私がいろいろ質問形式で感想を聞きだす方法をとりました。
このような簡単な質問をして答えられたことを、ふせん紙一枚一枚にメモさせました。
そうすることで、書く順序も改めて考えることもできるし頭の中も整理できます。
5 下書きをする
下書き用に市販の原稿用紙を準備。
学校から提出用に原稿用紙をもらいますがそれにはいきなり書くことはしません。
普通のノートでもいいかな?と思ったのですが、文字数の把握が難しいため
原稿用紙で練習するのが良いです。
順序を考えながら集まったいくつかのふせんメモを並べて構成を組み立てます。
出来たら、並んだそれを見ながら下書きをします。
6 下書きの校閲
出来上がった下書きを音読させます。
すると、言葉がおかしいところがあったりするので(2年生はたくさんあります(笑))
一緒に考えて赤で修正を入れておきます。
7 【清書】原稿用紙にまとめる。
やっとここまで来ました。
校閲が済んでいるのであとは丁寧に書くだけ!
長かったね~。
お疲れ様でした!!
完成まで1週間のスケジュール
ここまで、時系列につづった読書感想文の旅はこのようなスケジュールで行いました。
まとめ
小学2年生男子の集中力とは乏しいもの。
本を読むことも、 感想をひねり出すのも、 言葉の誤りに気が付くことも、 文字をていねいに書くことも、 そのひとつひとつが大変な作業です。
毎年やってくるこの宿題。
できるだけ、読書感想文 = 嫌なもの になってしまわないために
夏休みをちゃんと満喫しながら、そしてモチベーションが途切れないように、 時間をかけて低学年のうちはかなりサポートをしました。
2年生のこの読書感想文は、感想を引き出す時もだいぶ誘導尋問風でしたし、
ほとんど母の感想じゃないのか?という結果になってしまいました。
2年生の夏は大変苦労しましたが、5年生になる今では本が好きになり読書が習慣化し、
読書感想文のための読書が必要無くなっています。
本を読んだ分だけ書ける。
インプットした分、アウトプットが簡単になっているのです。
さて、今年の夏の読書感想文はどの本にするのかな? スポンサーリンク